良い鍼灸院 の 選び方
1) 鍼灸師の年齢は、60歳以上
鍼灸師の年齢は、60歳以上が無難です。
60歳ともなれば 鍼灸師自身が、
腰痛、肩こり、神経痛はもちろん
自律神経失調、消化器系疾患 など
ほとんどの病気を患っています。
患者さんの 苦しみ・痛み をよく分かっています。
また、自分の身体を使って施術方法を高めています。
鍼師は職人芸で、鍼を刺せば刺すほど、
年齢を重ねれば重ねるほど治療技術が向上します。
日本の鍼の名人と言われる方は、皆80歳台で、
私が日本一の名人と尊敬する大分の首藤先生は
御年92歳で現役で活躍されています。
2) 3種類の鍼施術の中から適する施術を選ぶ
針治療には、主に3つの流派
・日本式経絡針、
・中国針、
・西洋的針
があります。
自律神経 など 神経系 が原因の症状には
刺激の穏やかな 日本式経絡針 が適切です。
中国針 や 西洋的針 では、刺激が強すぎて
かえって症状が悪くなることが多いです。
3) 女性特有の疾患には、女性鍼灸師。
女性特有の疾患 については、
もちろん、女性の鍼灸師の方が適しています。
鍼灸師自身が辛い思いを経験していますし、
多くの女性患者さんに指名されるので、経験も豊富です。
4) 鍼灸師の 得意/不得意 な疾患を見分けて選ぶ。
鍼灸師は、施術経験により、得意な疾患が違います。
ホームページ、チラシ、看板などで表示している疾患は、
患者さんがより多く集まるので、
得意な 疾患 となっていくのと同時に
経験不足な 疾患 ができてしまうのです。
お医者様は、内科、外科、神経科 など専門で選んで受診します。
それと同じで、鍼灸師 が、得意とする疾患を
ホームページで確認して、選びましょう。
鍼灸施術は外科手術と同じで、経験が全てです。
5) 整骨院との兼業院は避けること
整骨院兼業で働く鍼灸師の技術レベルは、
一般的に低くお薦めできません。
多くの方が整骨院で鍼治療を受け、
「鍼治療はこんなものか、効果が感じられない」
との鍼治療に対する誤解を持たれています。